3DS版『ゼビウス』は“裏”キラーソフトだ


ニンテンドー3DSのキラーソフトと言えば、世間的には『ゼルダの伝説 時のオカリナ3D』『スターフォックス64 3D』あたりが筆頭に上がると思いますが、この『3Dクラシックス ゼビウス』も“裏”キラーソフトとでも言いたくなるような素晴らしい内容です。
久々にGBA版の『ファミコンミニ ゼビウス』もプレイしてみましたが、やはりアーケード版をベースにした3DS版の方がグラフィックが格段に美しく、難易度もぐっと上がっていて歯ごたえがあります。中断セーブができるのも有り難い。
3DSへの移植も実に見事。2D作品を立体にする上での矛盾を解消しつつ、立体視が本当にうまく活かされています。

シンプルで美しいグラフィック、地上と空中の撃ち分けの楽しさ、次々に改良型が投入される多様な敵機、台詞や説明がなくても画面から伝わってくる物語。
これほどの作品が30年も前に作られていたことに、今さらながら驚かされます。当時を知っている人はもちろん、原作を知らない人にもぜひおすすめしたい一作です。