任天堂がスマホで出しても角が立たなそうなゲーム
任天堂の決算説明会。Wii Uのビジネスを筆頭に、とにかく好調ではないということらしい。スマートフォンがらみの要求も高まってるみたいだけど、今すぐ任天堂がスマートフォン向けにゲームを発売したところで現状を打開できるとも考えにくいし、任天堂がスマートフォン向けゲームの開発に資源を割くことも当面なさそうに思える。
それでも、本当に任天堂がスマートフォンでゲームを出したらどうなるのか、一度見てみたい気もする。しかし、スマートフォン向けにマリオやゼルダやポケモンを出そうとすれば、社内外に角が立つので不可能だろう。かといって、説明会で解説された「ユーザー同士の交流を促すアプリ」というのも何だか物足りない。
もし任天堂が、なるべく波風を立てることなくスマートフォン向けにゲームソフトをリリースするとすれば、
- もしリリースしても、それほどデカい話題にならないタイトル
- 既存の作品の移植(新規IP立ち上げよりも低コスト)
- 「とりあえず様子見」感(ガチのスマホ参入でないことをアピール)
- しっかりした内容(中途半端な内容ではかえって波風が立ちそう)
といった要件を満たした作品がいいのではないかと思う。
これらの要件に合いそうな任天堂作品を3つ選んでみた。実現の可能性が乏しいのは承知の上なので、話半分で読んで下さい。
DS美文字トレーニング(2008年・DS)
ゲーム感覚で楽しめる、脳トレブームから派生した文字練習ソフト。類似アプリと比較しても完成度は高い。知り合いの子供が2人、このソフトをずっと遊んでいたが、現在2人ともとても字がうまい。このソフトのおかげかどうかは知らないけど。
エレクトロプランクトン(2005年・DS)
インタラクティブな音楽ソフト。メディアアートの秀作。画面上の「電子プランクトン」をマイクと画面タッチで操ることで、美しい音楽と映像が生成される。音ゲーというよりも「シンセサイザー玩具」という感じ。DSよりもむしろiPhoneにぴったりな内容。
まわるメイドインワリオ(2004年・GBA)
GBAのカートリッジ内に回転センサーを組み込んだ、『メイドインワリオ』シリーズでも異色の傑作。回転操作によるバカで面白い「5秒ゲーム」を多数収録。『リズム天国』もいいけど、「本気で参入」感が強すぎる。こっちの方が「うっかりスマホに来ちゃったぜガハハ」感が演出できそう。
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